遺言書作成のポイント

やはり遺言書作成におけるポイントといえば、書類に間違いなどが発生しない様に注意する人が多いと思います。しかし、遺言書作成のポイントは、書く作業を行う前にもあります。それは、遺産の対象となる物をすべて書き出す作業です。これは、複数ある遺言書作成のポイントの中でも特に大事と言えるでしょう。

遺産の対象となる物が他にもあれば、遺言書作成をしても、争いが発生する事もあるので、思い当たる物すべてをリストアップするのがポイントです。遺言書作成の際に見落としがちな資産もあると思います。正確さを追求する事も大事なポイントと言えそうです。自分でできる自信がなければ、法律家に代行を頼んで行ってもらう事も可能です。

自分で遺言書作成をする場合

自分で遺言書作成をする場合には何点か気を付けなくてはならないことがあります。自分で遺言書を作成することを自筆遺言書というのですが、自筆遺言書には様々な規定があり、どれか一つでも守られていない場合にはその遺言書は遺言書として認定されないのです。

①必ず全て自分の手書きであること②必ず作成日付が書いてあること③必ず封がされていること④捺印があること・・・これかがまず必ず守られていなければならないことです。紙自体はなんでもいいのですが、パソコンのWordなどで記載したものではなく自分の手で書いたものであるということが大切です。

遺言書作成をおこなう

遺言書作成と聞くとお金持ちの人だけが作成をおこなうようにも思えますが、さまざまなことに関して関わってきますので、多様化している現代においては遺言書を作成することをおすすめします。遺言書についてはライフステージが上がり家族構成などが変更した際には、アップデートが必要となりますので、その都度の作成が必要となってきます。

遺言書についてはさまざまな約束事もありますので万が一わからないようであれば、弁護士や司法書士などの法律家か専門の機会に依頼することで、スムーズに遺言書の作成方法を聞くことができるでしょう。

はじめての人が行う遺言書作成について

はじめての人がおこなっている遺言書作成については、遺言書の内容もほとんど知らない人が多く、戸惑うようなケースもあることでしょう。割り切りやすい遺産や遺産が少ないようであれば、そこまで考えるような必要もありませんが、場合によっては非常に考えなくては行けなくなるような人もいます。

遺言作成に失敗してしまいますと、その遺言書が採用されず無効になるケースも数多くあります。そのようなことを避けるためにも自分だけで作成するのではなく、遺産のことを熟知している法律家や、専門の機関などに相談する事は必要不可欠でしょう。

遺言書作成の環境を整えよう

作成する環境は、できれば1人で行っていくといいでしょう。もし同伴する人をつけるなら、それは弁護士であるとか、知られても大丈夫な人に限定しておきます。弁護士の場合は、アドバイスを送ってくれますから、1つずつ丁寧に書いていけるようになります。

遺言書作成を行っていく場合に、環境が書きづらいような状況となっている場合には嫌なものです。知られてしまう不安が出てきてしまいますし、もしかしたら間違っていることに気づかないまま、残している場合もあるのです。こうしたトラブルを避けるためにも整えるようにしてください。

一般的な遺言書作成について

遺言書作成には公正証書遺言、自筆証書遺言、秘密証書遺言の3通りの方法があります。主に選ばれるのは自筆証書遺言と公正証書遺言です。自筆証書遺言は、費用もかからずに、紙とペンだけあれば、好きな時に好きなところで書く事が出来ます。最も自由で簡単ですが、法にのっとった形式を守って作成しなければ無効になる危険があります。

相続が発生した時には家庭裁判所の検認が必要になります、遺言書が見つけてもらえない場合もあります。公正証書遺言は相続が発生した時に家庭裁判所の検認がいらない唯一のものです。公正役場で保管されるためです。作成時には証人が2人以上必要で、費用も発生します。